Post on 06-Apr-2020
La Levenda de la Princesa Tejedora de Kiryu
El R
elato de la Princesa Shirataki
Texto e Ilustraciones de Kan M
atsuzaki
Tradu
cción al español por Carmen Aguirre
桐生
織姫
伝説
白瀧
姫物
語
文と
絵
松崎
寛
スペ
イン
語翻
訳:
カル
メン
・ア
ギー
レ
Hace mucho
, mucho
tiem
po; en el Condado de Kozuke en el D
istrito de Yam
ada (aho
ra, ciudad de
Kiryu en la Prefectura de G
unma), habia una pequ
eña aldea en la qu
e todas las person
as vivían en
harm
onía. En dicha aldea, m
oraba un joven m
uy trabajado
r llam
ado Kyusuke, quien prestaba sus
servicios en el templo
y en las residencias de los grandes terratenientes; él laboraba desde el
amanecer hasta el crepúsculo. Kyusuke aprendió a leer y a escribir, asi com
o a compo
ner po
emas
“waka” (po
emas japon
enes de 31 sílabas) El aprend
ió junto con
los niños de la aldea, a qu
ienes les
enseñaba el sacerdo
te del templo.
むか
し、
上野
国、
山田
郡と
いう
とこ
ろに
小さ
な村
があ
り、
その
村の
人た
ちは
、み
んな
仲よ
く暮
して
い
まし
た。
この
村に
、た
いそ
う働
き者
の、
久助
とい
う男
がい
て、
寺や
、大
地主
さま
の家
に、
奉公
にい
き、
朝早
く
から
日が
暮れ
るま
で、
一所
懸命
に働
いて
いま
した
。
久助
は、
寺の
和尚
さん
に、
子ど
もた
ちと
いっ
しょ
に読
み書
きを
習い
、和
歌も
、お
そわ
って
いま
した
。
Una tarde, varios aldeanos se reunieron en la casa del líder. T
odos ellos se sentaron alrededor del
irori (un
a fogata de carbón), sus caras se veían fulgurantes po
r las llam
as parpadeantes. El líder de
aldea, sorbiendo su té dijo, “Ten
dremos que em
pezar a pen
sar acerca de la persona que
mandaremos a servir en
la C
orte.” En esa época, había la costumbre de enviar a alguno
s peones
desde la región de Kanto a servir po
r un año com
o jardineros en la Corte Imperial en Kyoto.
あ
る日
の夕
暮れ
、名
主さ
まの
家に
、村
の人
たち
があ
つま
りま
した
。
囲炉
裏に
は、
あか
あか
と火
がた
かれ
、そ
のま
わり
に座
って
いた
、村
の人
たち
の顔
を、
あか
くそ
めて
い
まし
た。
名主
さま
が、
茶を
すす
りな
がら
、「そ
ろそ
ろ、
宮仕
えす
る者
を、
きめ
ねば
なら
んで
のお
」と
、い
いま
した
。
この
ころ
は、
関東
の国
より
、数
人の
農夫
たち
がえ
らば
れて
、一
年間
、京
都の
宮中
のお
庭そ
うじ
をす
る
なら
わし
にな
って
いま
した
。
“ Yo pienso de Kyu
suke podría ser la elección correcta. ¿Qué opinan usted
es.? ” exclamó
repentinam
ente un sacerdote que estaba sentado
en la parte de atrás del recinto. “Claro, por su pu
esto”
exclam
ó el líder de la aldea palmeand
o sus rodillas, “
él pued
e leer, es fuerte y adem
ás de todo, él es
muy buen
trabajador, o no?.
“Sí, sí, K
yusuke es el m
ejor hombre,” coincicieron todos los aldeanos.
「
久助
が、
てき
にん
と思
うが
、ど
うじ
ゃろ
うか
」と
つぜ
ん、
後ろ
の方
から
、和
尚さ
んの
声が
しま
した
。
する
と、
名主
さま
は、
ポン
とひ
ざを
たた
いて
、「そ
うじ
ゃ、
久助
がよ
かん
べえ
。字
も読
める
し、
体も
がん
じょ
うだ
で、
なん
とい
って
も働
きも
んじ
ゃで
のお
」「ウ
ンだ
、ウ
ンだ
、久
助が
いち
ばん
よか
んべ
え」
と、
村の
人た
ちは
、み
んな
賛成
しま
した
。
En el día que Kyusuke fue enviado
a Kyoto por lo
s aldeanos, soplaba un viento frío. El d
istante
Monte Akagi estaba cubierto de nieve cuando
Kyusuke cruzó el cam
ino central d
e la m
ontaña.
El cam
ino Kisoji p
asaba a través de un oscuro y profun
do bosqu
e, él cual, inclusive en el d
ía era
verdaderam
ente oscuro. And
ando a través del cam
ino, Kyusuke se asustó con el repentino sonido
“ Caw
! Caw
! Que generaban lo
s pájaros desde lo alto de ls árboles. H
abiendo escuchado qu
e algunas
veces, lo
s bandidos escondido
s en el b
osqu
e atacban a los caminantes, Kyusuke decidió to
mar una
ruta in
directa para eludirlos.
吹
く風
は冷
く、
遠く
赤城
山は
雪で
おお
われ
てい
まし
た。
久助
は、
村の
人た
ちに
見送
られ
なが
ら、
中山
道を
通り
、京
都へ
、旅
立ち
しま
した
。
木
曽路
は、
さす
がに
森が
深く
、ひ
る間
でも
うす
暗か
った
。
とき
おり
、ギ
ィー
ッ、
ギィ
ーッ
、と
、鳥
のな
き声
に、
久助
はお
どろ
きま
した
。
追い
はぎ
や、
山賊
が出
ると
いう
話し
を聞
き、
まわ
り道
をし
て、
歩い
たこ
とも
あり
まし
た。
Desde el d
esfiladera del M
onte Suzuka, Kyusuke viajo m
ás allá del lago Biwa cerca de Otsu.
Cuando finalm
ente llegó a Kyoto, los árboles del cerezo estaban en plena floración
y uno podía oir a
los ruiseñores que cantaban desde las arbo
ledas de bam
boo así com
o también el aire de primavera
que susurraba a través de su balanceantes ramas. K
yusuke se llenó de asombro de la belleza de
Heiankyo (K
yoto durante el P
eríodo
Heian). Kyusuke vio con
grandes ojos un carruaje de la Corte
que pasaba ante él, y se dijo asi m
ismo “ Esa
hermosa dama deb
e ser segura
men
te una princesa
!”
En el año de 794, el E
mperado
r Kanmu cambió la capital de Heijokyo en Nara a Kyoto.
Desde enton
ces fue cono
cida com
o Heiankyo y él gob
ernó
el p
aís dede ahí. C
on este cambio,
term
inó el Período Nara y em
pezó el P
eríodo Heian en la historia de Japón
.
鈴鹿
峠か
ら、
大津
の琵
琶湖
へぬ
け、
京都
へ着
いた
ころ
には
、も
う梅
の花
もさ
かり
に、
うぐ
いす
のな
き
声が
竹林
にひ
びき
、こ
こち
よい
春風
がふ
いて
いま
した
。
久助
は、
平安
京の
美し
さに
、た
だ、
ぼう
然と
する
ばか
りで
した
。
すれ
違っ
た御
所車
の優
雅な
すが
たに
、目
をま
るく
し、「
さぞ
うき
れい
な、
お姫
さま
が乗
って
いる
だん
べえ
」と
、久
助は
、つ
ぶや
きま
した
。
七九
四年
(延
暦十
三年
)、
桓武
天皇
が、
奈良
の平
城京
より
、都
と京
都に
うつ
して
、こ
れを
平安
京と
名
づけ
、国
をつ
かさ
どり
、奈
良時
代か
ら平
安時
代に
移り
変っ
てい
きま
した
。
Llegand
o a la Corte, K
yusuke encon
tró una puerta en la que decía “ C
uarto de espera de los
Obreros del D
istrito”, y entrando ahí, fue enviado
a un cuarto pequeño
y oscuro. La rotación anual
de lo
s peon
es que venían de varios distritos ya se había llevado a cabo
por lo
cual a Kyusuke se le
asignó
barrer y limpiar lo
s jardines de la Corte.
El jardín del P
alacio era realm
ente grand
e y en él h
abía un estanque lleno de carpas do
radas; tal
belleza nu
nca había sido
vista antes por Kyusuke. M
ientras que las carpas nadaban alrededor del
estanq
ue, las carpas hacían un pequ
eño ruido “pak-pak” con
sus bocas.
宮
中に
到着
した
久助
は、
入口
に「
郡役
人夫
控所
」と
書か
れた
、う
す暗
い小
屋に
通さ
れま
した
。
各地
から
来た
、農
夫た
ちの
新旧
交代
は、
すで
にお
わっ
てい
まし
た。
久助
は、
さっ
そく
宮中
のお
庭そ
うじ
を命
ぜら
れま
した
。
広い
庭園
には
、池
があ
り、
久助
が初
めて
見た
色あ
ざや
かな
ひ鯉
が、
口を
パク
パク
させ
てお
よい
でい
ま
した
。
Un día, K
yusuke encontró una tira estrecha de papel, usado para escribir po
esía, flotando en el
estanq
ue del eno
rme jardín. É
l lo tomó y leyó el p
oema waka qu
e estaba escrito.
Un sucio cuervo
Yamada ha volado desde el Este
aleteando sus alas para barrer el jardín
(Yam
ada era el nom
bre del p
ueblo natal d
e Kyusuke)
El poem
a era un
a bu
rla hacia Kyusuke. Las dam
as de la Corte supusieron qu
e Kyusuke no podía
leer y se estaban burlando abiertamente de él. E
n esos días, no habían m
ucho
s ob
reros que pudieran
leer o escribir.
ある
時、
一枚
の短
冊が
、池
に浮
かん
でい
まし
た。
久助
が、
拾い
上げ
てみ
ると
、
「
吾妻
より
山
田か
らす
が飛
び来
たり
羽
ばた
きを
して
庭
ぞは
きけ
る」
(東
の方
から
、カ
ラス
のよ
うな
、汚
い身
なり
をし
た男
が来
て、
庭そ
うじ
をし
てい
るよ
)
と、
その
短冊
には
、久
助を
、た
いそ
うば
かに
した
和歌
が書
かれ
てあ
りま
した
。
宮女
たち
は、
久助
が、
字が
読め
ない
と思
った
ので
しょ
う。
大声
で笑
って
いま
した
。
その
ころ
の農
民は
、読
み書
きで
きる
人は
、あ
まり
いま
せん
でし
た。
Kyusuke se acercó a las damas y les pidió un pincel y
papel y enton
ces, escribió tranqu
ilam
ente
un poema waka en respu
esta:
Incluso
un sucio cuervo
con las alas extendidas
pued
e remontarse alto en el cielo
para m
irar fija y libremen
te a los Nobles en
la C
orte.
Leyendo
dicho poema, las burlonas damas de la C
orte se qu
edaron
calladas, pasmadas de la
habilidad po
ética de K
yusuke. Por lo qu
e, la Princesa Shirataki, qu
ién habia escrito el poema
burlando
se de Kyusuke, se pu
so colorada y retiró su cara de él, yendo
se a esconder rápidamente.
La Princesa Shirataki era la hija menor de un Alto Oficial de la Corte y era sum
amente bella.
久
助は
、官
女た
ちの
そば
にい
き、
筆と
短冊
をか
り、
平然
と返
歌を
しま
した
。
「飛
び立
てば
雲
井の
空に
羽を
のし
て
大宮
人を
め
の下
に見
る」
(下
品な
、私
のよ
うな
カラ
スで
も、
とび
立て
ば、
宮中
の空
高く
、あ
なた
方、
高貴
な人
たち
でも
自由
に見
さげ
るこ
とが
、で
きる
ので
すよ
)
と、詠
んだ
とこ
ろ、今
まで
笑っ
てい
た官
女た
ちは
、そ
の上
手さ
に、話
しも
でき
なく
なっ
てし
まい
まし
た。
ま
して
、そ
れを
書い
た官
女、
白滝
姫は
、日
やけ
した
、引
きし
まっ
た顔
に、
笑さ
えう
かべ
てい
る久
助を
見て
、恥
ずか
しさ
のあ
まり
、部
屋の
奥へ
、い
そい
で、
ひき
こん
でし
まい
まし
た。
こ
の白
滝姫
は、
横萩
右大
臣豊
成公
の次
女で
、た
いそ
う美
しい
女性
でし
た。
Despu
és de este incidente, K
yusuke con
tinuó limpiando y plantando todos lo
s días en el jardín del
palacio. El era el q
ue trabajaba más dedicadam
ente por lo
que llegó a ser un
jardinero muy apreciado
y confiable. M
ientras el tiempo
pasaba y él trabajaba, Kyusuke se fué cautivando
con
la clase de la
Princesa Shirataki a quién veía detrás de los biom
bos de bam
bú que rod
eaban el palacio. Kyusuke
quedó encantado con la belleza de Shirataki y poco a poco se enam
oró profundamente de ella.
そ
れか
らの
久助
は、
毎日
、毎
日、
お庭
そう
じや
植木
の手
いれ
など
、熱
心に
働き
、み
んな
に親
しま
れ、
信頼
され
るよ
うに
なり
まし
た。
と
ころ
が、
白滝
姫の
姿が
すだ
れの
間よ
りち
らほ
ら見
える
たび
に、
その
美し
さに
魅了
され
、恋
いす
るよ
うに
なっ
てし
まい
まし
た。
El amor de Kyusuke por la Princesa intensificó a tal g
rado
que él cayó enferm
o de amor y
sucumbió de fiebre. Aun
que él sabía que su am
or era en vano
, Kyusuke com
puso poemas waka
desde su lecho y así, él tal v
ez podría expresarle el ansia de su corazón
a la Princesa Shirataki.
Yo la vislumbro sobre de mi, arriba de las nubes
Aunque mi amor en
su intensidad se eleva sobre usted
Yo tem
o que usted
tal vez no comprenda m
is sen
timientos hacia usted
.
De esta m
anera, Kyusuke escribió po
emas para Shirataki y se los envió en tres ocasion
es. P
ero el
no tu
vo la oportun
idad de saber si lo
s po
emas habían llegado o no a las manos de la princesa ya que
desgraciadam
ente nun
ca tu
vo poemas en respuesta de parte de ella.
久
助は
、ま
すま
す白
滝姫
を恋
する
があ
まり
、と
うと
うね
こん
でし
まい
まし
た。
か
なわ
ぬ恋
と知
りな
がら
、お
慕い
する
心を
伝え
よう
と、
病床
から
、
「雲
の上
目
には
見ゆ
れど
白滝
の
八重
に思
ひと
落
ちる
君か
な」
(雲
より
、は
るか
高い
所に
見え
る高
貴な
あな
たを
、こ
れだ
け沢
山恋
して
いる
けれ
ど、
あな
たは
、私
の気
持ち
をわ
かっ
てく
れな
いな
あ)
と、
白滝
姫に
、和
歌を
三度
送り
まし
たが
、姫
の手
元に
届け
られ
てい
るの
かど
うか
、姫
から
は、
何の
返歌
もあ
りま
せん
でし
た。
Kyusuke estub
o po
strado en cama aproximadam
ente por un mes. S
us com
pañeros de trabajo le
decían “ N
adie pued
e trabajr estando tan déb
il. Tu deb
es estar en
cama y cuidarte.”
Pero Kyusuke respo
ndió testrudamente, “
No continuaré siendo una carga para
usted
es.” Por lo
qu
e, estando
tan delgado como estaba, K
yusuke empezó a trabajar nuevamente. C
on el tiempo
, la
salud volvió a él y
los días y sem
anas de su servicio en la Corte pasaron
rápidam
ente.
久
助は
、一
ヶ月
ぐら
い伏
って
いた
ろう
か、
「そ
んな
体で
、働
くの
はむ
りだ
から
、ま
だ寝
てい
るよ
うに
」
と、
仲間
の人
たち
に、
すす
めら
れま
した
が、
「い
つま
でも
、み
んな
に、
めい
わく
をか
けら
れね
えだ
んべ
え」
と、
やせ
た体
で、
お勤
めを
始め
、や
がて
元気
をと
りも
どし
てき
まし
た。
Finalmente, el d
ía para la rotación de trabajadores llgó. T
odos lo
s trabajadores fueron reun
idos en
frente de la Corte Imperial. E
l Emperado
r Kanmu se dirijió hacia ellos con las siguientes palabras:
“ Todos usted
es han trabajado diligen
temen
te el últim
o año. Yo los reco
mpen
saré con
cualquier platillo que usted
es deseen comer.”
“ Yo quiero m
och
i (pastel de arroz),” dijo un hom
bre.
Otro dijo “Yo apreciare el tener algo de sa
ke (vino de arroz)”.
Aún
más, o
tro dijo, “
Yo quisiera
comer soba (tallarines de trigo sarraceno)”.
Cada uno pensó a conciencia y exp
resó su elección.
月
日の
たつ
のは
早い
もの
で、
お勤
めの
交代
の時
期が
来ま
した
。
下
働き
をし
た人
たち
は、
みん
な朝
廷の
前に
あつ
まり
まし
た。
ま
っ白
いひ
げを
たく
わえ
た、
気品
のあ
る帝
(桓
武天
皇)
が、「
なが
いこ
と、
ご苦
労で
あっ
た。
なん
で
も望
み次
第の
料理
をし
んぜ
よう
」と
言う
と、「
わし
ゃ、
餅が
食い
てえ
」
「わ
たし
は、
酒が
いた
だき
とう
ござ
りま
する
」「お
らあ
、そ
ば切
りで
す」
と、
みん
な思
い思
いに
、お
願い
しま
した
。
Kyusuke permaneció en silencio hasta que el E
mperado
r se dirijió hacia él y
lo im
pulsó
amablemente, “
Tu ahzei, que es lo que desea
s?”.
“ Yo - Yo no quiero nada de co
mer, su
Majestad, pero yo m
e sentiría m
ás gratifica
do y
verdadea
men
te afortunado si yo
pudiera
ten
er a la Princesa
Shirataki como m
i esposa”, con
testó
Kyusuke a quién el corazón
se le salía de miedo
. A
l escuchar esto, los Oficiales de la Corte sentados cerca del E
mperado
r se soltaron a reír.
Sus caras m
ostraban un asom
bro extrem
o y dijeron;
“ ¿Un sim
ple sirvien
te doméstico
? C
omo se atreve a hacer tal petición impertinen
te!”
久
助は
、黙
って
いる
と「
その
方は
、何
がし
ょも
うじ
ゃ、
何な
りと
申せ
」帝
がや
さし
く、
うな
がし
まし
た。
「
おら
あ、
ほか
の物
は何
もい
りま
せん
。た
だ、
白滝
姫を
お嫁
にい
ただ
けま
すれ
ば、
あり
がた
きし
あわ
せで
す」
と、
久助
は、
恐る
恐る
申し
上げ
まし
た。
す
ると
、そ
ばに
ひか
えた
公卿
百官
殿上
人た
ちが
、一
度に
どっ
と大
笑い
をし
まし
た。
「
下郎
の分
際で
、か
なわ
ぬ願
いを
いう
もの
ぞ」
と、
殿上
人た
ちは
、あ
きれ
顔を
しま
した
。
Una vez que la con
moción causada po
r la osada petición de Kyusuke se apasiguó
, una de las Dam
as
de com
pañia apareció sosteniendo en sus manos lo
s tres poemas waka compu
estos po
r Kyusuke para
la Princesa Shirataki durante su enferm
edad.
Despu
és de leer lo
s po
emas, el E
mperado
r sintió sim
patía hacia Kyusuke y pensó, “
Aunque solo
es un trabajador ordinario, él tiene el cora
zón sen
sible de un caballero”.
El E
mperado
r anunció, “ Permitamosle participar en
un concu
rso de waka ( con
siste en escribir
un poema entre do
s participantes sobre un tema determ
inado) con la Princesa
Shirataki. Si Kyu
suke
gana, él ten
drá
a la Princesa
como su esposa
!.”
Kyusuke no podía creer lo que escuchaba y pensó que era un sueño. Y la Princesa Shirataki se
regocijó in
ternam
ente al escuchar el anunciamiento del E
mperado
r ya que ella, secretamente
también estaba enam
orada de Kyusuke.
あ
たり
のざ
わめ
きが
静ま
った
ころ
、一
人の
官女
が現
われ
、三
枚の
短冊
を帝
に手
わた
しま
した
。
その
短冊
には
、久
助が
病床
から
白滝
姫に
送っ
た和
歌が
詠ま
れて
あり
まし
た。
それ
を見
た帝
は、「
かわ
いそ
うに
、下
郎の
身な
がら
、た
いそ
う優
しい
心を
して
おる
」
と、
久助
に同
情し
て、「
さら
ば歌
合せ
をし
、も
し、
その
ほう
が勝
らば
、姫
を嫁
に進
ぜよ
う」
久
助は
、夢
では
ない
かと
、自
分の
耳を
うた
がい
まし
た。
白
滝姫
も、
ひそ
かに
、久
助に
思い
をよ
せて
いた
ので
、帝
のお
言葉
を、
たい
そう
喜び
まし
た。
La contienda se llevó a cabo en el Vestíbu
lo Shishiden. L
a Princesa Sh
irataki fué llam
ada prim
ero para com
poner
un poema.Ella escribió:
Las plantas de arroz pued
en secarse
Deb
ido a la interm
inable seq
uía en Yamada.
Deq
ue mantendría usted
?
A lo
que Kyusuke respondió en poesía, haciendo un ju
ego de palabras con el nom
bre de la Princesa “Shirataki”,
él cual significa “cascada blanca”:
Pued
e la seq
uía m
architar las plantas de arroz en
Yamada
Yo rueg
o para que las aguas de “Shirataki”
apaguen
la sed
de mi co
razón.
Siend
o profundamente conmovidos, el E
mperador y todas las personas presentes se quedaron estupefactos y solo
suspiros de admiración pudieron oirse.
紫
宸殿
で歌
合せ
が始
まり
まし
た。
まず
、白
滝姫
より
一首
「照
り続
き
山田
の稲
の枯
れは
てて
何
を種
とて
命
つく
らん
」
(日
照り
が続
き、
あな
たの
里の
稲が
枯れ
てし
まっ
たら
、何
をた
より
に、
生き
てゆ
くの
でし
ょう
)
と、
詠む
と、
山田
の久
助は
、
「照
り続
き
山田
の稲
のこ
かれ
なば
落
ちて
たす
けよ
白
滝の
水」
(
私の
里の
稲が
枯れ
てし
まう
なら
ば、
あな
たが
お嫁
に来
て、
白滝
の水
のご
とく
、私
の心
をい
やし
てく
ださ
い)
と
、白
滝姫
を白
滝の
水に
たと
えて
、返
歌を
しま
した
。
そ
れを
聞い
た帝
を始
め、
そこ
にひ
かえ
た人
たち
は、
たい
そう
感激
し、
言葉
にな
らな
いた
め息
が聞
えて
きま
した
。
Por lo
que despu
és, en pleno otoño, las figuras viajantes de la arm
oniosa pareja se podían ver cuando
ellos pasaban po
r el cam
ino Nakasendo
. Tal com
o el Emperado
r lo había prometido, Kyusuke
recibió a la Princesa Shirataki com
o su esposa po
r lo que ellos ib
an en caminos hacias el pueblo
natal d
e Kyusuke .
A m
edida qu
e se acercaban a cada mon
taña, K
yusuke llevaba a Shirataki ligeramente en su espalda y
continúa con paso fijo ascendiendo la pendiente. S
u cara brillaba de esperanza y con
fianza.
す
っか
り紅
葉し
た中
山道
に、
中む
つま
じい
男女
の旅
姿が
あり
まし
た。
歌
合せ
で勝
った
久助
は、
やく
そく
どお
り、
白滝
姫を
花嫁
にし
て、
連れ
だっ
て久
助の
里へ
帰る
とこ
ろで
した
。
急
な登
り坂
にな
ると
、久
助は
白滝
姫を
軽々
背負
い、
力強
く、
グン
グン
登っ
てい
きま
した
。
そ
の顔
には
、生
きる
希望
が、
いっ
ぱい
あふ
れて
いま
した
。
A su izqu
ierda estaba el arroyo de la m
ontaña y a su derecha un
cam
ino angosto qu
e lo conducía a
través de las mon
tañas. Ya había pasado
un mes desde que lo
s dos habían salido de Heiankyo.
“ Ya casi llegamos!” exclamó Kyusuke. “
La aldea
que se ve hacia abajo es mi pueb
lo natal”, dijo
con gusto.
Cuando ella escuchó esto, la Princesa Shirataki m
urmuró, “Esta m
ontaña se parece nuch
o al monte
Ogura
en H
eiankyo”.
“Aunque esta m
ontaña se llama M
onte N
itta”, dijo Kyusuke, “
noso
tros llamaremos este camino
como el Camino O
gura
.” Y es por ello que aún ahora, el cam
ino lleva dicho no
mbre.
En preparación del regreso de Kyusuke, los aldeano
s trabajaron com
o abejas ocupadas
construyendo
una nueva colmena, y en un
lugar llam
ado Nittayama Iw
amoto, con
struyeron una casa
tempo
ral p
ara los espo
sos.
左
に渓
流、
右に
小高
い山
のあ
る峠
に、
二人
の姿
が見
えた
のは
、そ
れか
ら約
一ヶ
月た
って
から
でし
た。
「
とう
とう
着い
たぞ
。す
ぐ下
に見
える
のが
おら
たち
の村
だ」
と、
久助
は歓
喜な
声で
さけ
びま
した
。
す
ると
、「か
なた
に見
える
山は
、た
いそ
う京
の小
倉に
似て
ます
る」
白滝
姫は
、静
かに
つぶ
やき
まし
た。
「
そん
じゃ
あ、
その
小倉
に似
た山
を、
仁田
山と
し、
この
峠を
小倉
峠と
する
べえ
」と
、い
うこ
とに
なり
、
この
地名
は今
でも
そう
よば
れて
いる
そう
です
。
二
人を
迎え
た村
の人
たち
は、
はち
の巣
をつ
っつ
いた
よう
に、
大さ
わぎ
とな
り、
さっ
そく
、み
んな
で仁
田山
郷岩
本と
いう
とこ
ろに
、仮
り家
を建
てて
やり
まし
た。
La afectuosa pareja pasó un
a vida ju
ntos y con
tentos leyend
ose po
esía uno a otro dìa y no
che.
La Princesa Shirataki, quién cuando vivía en la Corte había aprendido
el arte de la sericultura
(crianza del gusano de seda) asi com
o hilado y tejido
, enseñó a las person
as de la aldea del m
onte
Nitta. T
iempo
s después, la Ciudad de Kiryu y sus alrededores crecieron
prosperam
ente gracias a la
seda que era producida ahí.
仲の
よい
夫婦
は、
朝な
夕な
和歌
をよ
み、
毎日
、幸
せな
生活
を送
りま
した
。
白
滝姫
は、
宮中
で手
なぐ
さみ
にお
ぼえ
た、
養蚕
、糸
繰り
、は
た織
りの
業を
、仁
田山
の人
たち
に教
えや
がて
、時
の朝
廷に
絹織
物を
献上
する
ほど
にな
りま
した
。
こ
れが
、の
ちの
桐生
織物
の源
とな
り、
桐生
をは
じめ
、そ
の近
郷近
在ま
でも
、養
蚕、
製糸
、織
物産
業と
して
発展
して
いき
まし
た。
Despu
és de dar a la lu
z un
niño, la princesa se enfermó y a pesar del amoroso cuidado de Kyusuke,
ella pasó a la otra vida después de compo
ner un ultim
o po
ema:
“Mi vida fugas es como la esp
uma disolviendose en el agua
Desde mis ojos, las aguas de Shirataki se desbordan cayendo en la cim
a de Iw
amoto”
や
がて
白滝
姫は
、一
男子
をも
うけ
たが
病気
にか
かり
、久
助の
介抱
もむ
なし
く、
「水
の泡
消
える
我身
は白
滝の
今
は玉
散る
峰
の岩
本」
(水
の泡
が消
える
よう
に私
のは
かな
い命
。今
では
白滝
の水
のご
とく
涙が
あふ
れ、
峰の
岩本
に散
って
いき
ます
)
と、
詠み
、静
かに
この
世を
去り
まし
た。
Tiempo
despu
és, p
ara consolar el espíritu de la princesa, u
n templo fué construído
en hono
r en la
mon
taña del norte de la aldea de Kam
inita, Distrito de Yam
ada en el Condado de Kozuke. Este lugar
es aho
ra llamado Kaw
auchicho
en la Ciudad de K
iryu en la Prefectura de G
unma. A
hí, la Princesa
Shirataki es considerada como diosa del tejido y el M
atrimon
io.
Dentro del recinto del templo, hay un canto rodado de aproximadam
ente 10 metros de diámetro.
Se dice que pon
iendo el oído sobre un
pequeño
hoyo en el canto rodado, uno puede escuchar el
sonido
rítmico del telar de Shirataki trabajando; el cual, es emanado desde el corazón de la gran
piedra.
上野
国、
山田
郡、
上仁
田山
村、
現在
の群
馬県
桐生
市川
内町
の白
滝神
社に
は、
白滝
姫の
み魂
が、
はた
神様
、
夫婦
縁結
の神
様と
して
、て
あつ
く祭
られ
てあ
りま
す。
境
内に
は、
直径
十メ
ート
ルも
ある
大き
な石
があ
り、
その
小さ
な穴
に耳
をあ
てる
と、
「カ
ラン
、ト
ント
ン、
カラ
ン、
トン
トン
ーー
ー」
と、
中か
らは
た音
が聞
えて
くる
とい
うこ
とで
す。
La Asociación de Intercambio Internacional d
e Kiryu ha im
preso este texto en ocasión de su 10m
o. Aniversario de Fu
ndación. La Asociación expresa
su sincero agradecim
iento al autor e ilustrador, S
r. Kan M
atsuzaki, p
or permitirnos reim
prim
ir el texto y a todos aquellos que am
ablemente coo
peraron
traduciendo la versión
original en Japo
nes.
30 de Enero de 1999 Reimpreso por la Asoc. de Intercam
bio Internacional de Kiryu
Asoc. de Intercam
bio Internacional d
e Kiryu
1-1 Orihimecho, K
iryu, G
unma
Eisaku Kishida, P
residente
Teléfono: 0
277 – 46 - 1111 F
ax: 0
277 – 43 - 1001
Email: kieapost@sunfield.ne.jp
こ
の冊
子は
、桐
生市
国際
交流
協会
設立
10
周年
を記
念し
て、
桐生
織姫
伝説
「白
瀧姫
物語
」(
文と
絵:
松崎
寛氏
)を
もと
に作
成し
たも
ので
す。
この
たび
の外
国語
版作
成に
あた
り、
ご理
解ご
協力
いた
だい
た松
崎寛
様は
じめ
関係
各位
の皆
様に
心よ
り感
謝申
し上
げま
す。
平成
11年
1月
30日
桐
生市
国際
交流
協会
会長
岸
田
英作
作成
:桐
生市
国際
交流
協会
群馬
県桐
生市
織姫
町1-1
TE
L:0
277-46-1111 F
AX
:0277-43-1001
E-m
ail:k
ieapost
@su
nfield
.ne.jp