Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュー ルの概要...•ACT2チェックに失敗...
Transcript of Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュー ルの概要...•ACT2チェックに失敗...
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要
この章では、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールの概要を示します。内容は次のとおりです。
• Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールについて, 1 ページ
• ハードウェアモデル, 2 ページ
• ハードウェアの機能, 2 ページ
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールについてLong Range Wide Area Network(LoRaWAN)は、地域ネットワーク、国内ネットワーク、またはグローバルネットワークのワイヤレスバッテリ駆動型デバイスを対象としたLowPowerWideAreaNetwork(LPWAN)仕様です。
LoRaWANネットワークアーキテクチャは、複数のスターで構成されるスター(star-of-stars)型トポロジで配置されます。このトポロジにおけるゲートウェイは、エンドデバイスとバックエン
ドの中央ネットワークサーバとの間でメッセージをリレーする透過的なブリッジです。ゲート
ウェイは標準 IP接続によりネットワークサーバに接続され、エンドデバイスは 1つ以上のゲートウェイとの間でシングルホップワイヤレス通信を使用します。
標準的な LoRaエンドツーエンドインフラストラクチャは次の 4つの層で構成されています。
• LoRaエンドポイント:内部に Semtech LoRa RFモジュールを内部に装着するセンサーであり、バックエンドプラットフォームとの通信のためにLoRaWANプロトコルを実行します。
• LoRaゲートウェイ:エンドポイントとネットワークサーバプラットフォームの間でLoRaWANMACフレームをトンネリングするコンセントレータ。
• LoRaネットワークサーバ:LoRaWAN MACトラフィックを処理し、エンドポイントとゲートウェイの管理、LoRaWAN MACレイヤセキュリティなどの機能を実行する中央コンポーネント。
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド1
•アプリケーションサーバ:データセキュリティを提供しアプリケーションを使用可能にします。
Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールは、PoE+対応イーサネットケーブルを使用してCisco 800シリーズ産業用サービス統合型ルータに接続し、キャリアグレードの LoRaゲートウェイとして動作します。
ハードウェアモデル次の表に、CiscoLoRaWANインターフェイスモジュールのモデル番号(製品番号)と説明を示します。
説明モデル
LoRaWAN向けシスコインターフェイスモジュール、IoT拡張モジュールシリーズ、863-870 MHzの電波スペクトル、LoRaチャネル X 16、IP67
IXM-LPWA-800-16-K9
LoRaWAN向けシスコインターフェイスモジュール、IoT拡張モジュールシリーズ、902-928 MHzの電波スペクトル、LoRaチャネル X 16、IP67
IXM-LPWA-900-16-K9
ハードウェアの機能この項では、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールモデルのハードウェア機能について説明します。
プラットフォーム機能
Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールのハードウェアプラットフォーム機能は、次のとおりです。
• CPU 1.33 GHz、シングルコア
• 1GB DDR4 RAM
• 4GBのフラッシュメモリ
• RJ45コンソールポート × 1、製造時使用のみ
• 10/100ファストイーサネット RJ45ポート × 1、PoE+PD対応
• USB 2.0タイプ A外部ポート X 1
•外部リセットボタン
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド2
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要ハードウェアモデル
•外部 DC入力電源ポート、0.7A、48V
•延長可能 RFアンテナ N型コネクタ × 2
•延長可能 GPSアンテナ TNCコネクタ × 1
•クラス A EMC準拠
•壁面/支柱取り付け
コネクタ
次の図に、CiscoLoRaWANインターフェイスモジュールの底面パネルと右側パネルにあるコネクタを示します。
本書の図では、Cisco LoraWANインターフェイスモジュールで使用可能なすべての接続を示してあります。未使用の接続はコネクタプラグを装着して密閉し、Cisco LoraWANインターフェイスモジュールの防水構造を保ってください。
(注)
図 1:Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの底面パネルと右側パネル
LEDインジケータ4圧力弁1
USBポート5DC電源ポート2
コンソールポートとリセットボタン6PoE入力ポート3
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド3
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要コネクタ
次の図に、CiscoLoRaWANインターフェイスモジュールの上面パネルと左側パネルにあるコネクタを示します。
図 2:Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの上面パネルと左側パネル
LoRaアンテナポート1
アースラグの位置2
GPSアンテナポート3
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド4
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要コネクタ
アンテナポートの位置
次の図に、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールのアンテナポートの位置を示します。使用されるポートは発注したオプションアンテナによって異なります。
図 3:アンテナコネクタ
GPSアンテナ用 TNCコネクタ1
LoRaアンテナ用 N型コネクタ2
無線動作
無線周波数(RF)暴露限度に準拠するために、アンテナは人体から 23 cm(9インチ)以上離して設置してください。ステートメント 339
危険
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド5
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要アンテナポートの位置
送電線またはその他の電灯/電力回線に近い場所や、これらの回線に接触する可能性のある場所に、アンテナを設置しないでください。アンテナを設置するときには、死傷事故のおそれが
あるので、これらの回線に絶対に接触しないよう十分に注意する必要があります。アンテナの
適切な設置およびアース接続の手順については、国および地域の規定を参照してください(た
とえば、米国の場合はNFPA70、NationalElectricCode、Article 180。カナダの場合はCanadianElectrical Code、Section 54)。ステートメント 1052
危険
この装置の設置、交換、または保守は、訓練を受けた相応の資格のある人が行ってください。
ステートメント 1030危険
Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールには、図 3:アンテナコネクタ, (5ページ)に示すように、装置の上面に LoRaアンテナ用の 2つの N型無線周波数(RF)コネクタ(アンテナポート 1と 2)が付いており、装置の左側面にGPSアンテナ用の 1つの TNCコネクタが付いています。アンテナがリモートに設置されている場合は、適切な低損失 RF同軸ケーブルを使用する必要があります。LoRaアンテナは、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールの近くに設置して、できるだけ給電ケーブルでの信号強度損失を抑える必要があります。
アンテナポートのキャップは使用する前に取り外す必要がありますが、未使用のポートは
キャップを付けたままにして IP67密閉を実現する必要があります。(注)
複数の電源
Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールは、次の電源をサポートします。
• Power-over-Ethernet(PoE+、30 W)
• DC電源:48 VDC
装置は地域および国の電気規則に従って設置する必要があります。ステートメント 1074危険
本機器は、電力を供給する前に、お客様が準備した地線を使用して外部接地する必要がありま
す。アースが適切かどうかはっきりしない場合には、電気検査機関または電気技術者に確認し
てください。ステートメント 366
危険
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド6
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要複数の電源
雷が発生しているときには、システムに手を加えたり、ケーブルの接続や取り外しを行ったり
しないでください。ステートメント 1001危険
装置は、必ず、IEC60950に基づいた安全基準の安全超低電圧(SELV)の要件に準拠するDC電源に接続してください。ステートメント 1033
危険
火災の危険性を抑えるため、必ず 26 AWG以上の太さの電話線コードを使用してください。ステートメント 1023
危険
保護されていない屋外環境にパワーインジェクタを配置しないでください。水分がパワーイ
ンジェクタに侵入し、短絡および火災の原因になることが考えられます。
注意
イーサネットポート
CiscoLoRaWANインターフェイスモジュールは、イーサネットアップリンクポート(PoE入力)をサポートします。RJ-45コネクタ(耐候性あり)がデバイスと10BASE-Tまたは100BASE-Tネットワークをリンクします。イーサネットケーブルは、イーサネットデータの送受信に使用し、必
要に応じてパワーインジェクタから 54VDCインライン電源の供給に使用します。
イーサネットケーブルには、シールド付きの屋外用カテゴリ 5(CAT5)以上の定格のものを使用してください。CiscoLoRaWANインターフェイスモジュールは、イーサネットと電源の信号を感知して、ケーブル接続に合った内部回路に自動的に切り替わります。
リセットボタン
すでに設定されている Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールを製造時設定に戻すには、デバイスの CONSOLEポートの横にあるリセットボタンを押します。
リセットボタンを押してから 5秒以内にこのボタンを放すと、最後に保存された設定を使用してシステムが即時再起動します。
リセットボタンを押してから 5秒以上経過後にこのボタンを放すと、システムが即時に再起動し工場出荷時デフォルトに戻ります。
LEDここでは、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールの LEDについて説明します。
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド7
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要イーサネットポート
表 1:LED の定義
定義LED カラーLED
電源オフまたはブートローダモード消灯システム LED(LED 1)
カーネルの起動中(起動フェーズ)緑色に点滅
通常の動作状態グリーンに点灯
• IPアドレスの取得に失敗
• IR800への登録に失敗
赤色に点滅
• ACT2チェックに失敗
• IR800への接続が消失
• CPU使用率が高い
•温度が高い
•フラッシュ使用率が高い
•カバーが開いている
レッド(点灯)
—将来的な使用のために予約されていま
す。
予約済み LED(LED 2)
オプションのハードウェア
発注内容によっては、次のオプションのCiscoLoRaWANインターフェイスモジュールハードウェアが付属品として出荷されます。
•壁面/支柱取り付けキット(AIR-ACC1530-PMK1=)
• DC入力電源アダプタジャックプラグ(PLG-PWRJCK=)
•アースラグ
• LoRaアンテナ
◦全方向性アンテナ(ANT-LPWA-DB-O-N=)
◦アンテナ避雷器(ACC-LA-H-NM-NF=)
◦ 10フィート低損失ケーブルアセンブリ、N型コネクタ付き(AIR-CAB010LL-N=)
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド8
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要オプションのハードウェア
• GPSアンテナ
◦屋外 GPSアンテナ、15フィートケーブル付(ANT-GPS-OUT-TNC=)
◦屋外 GPSアンテナ避雷器(ACC-LA-G-TM-TF=)
アクセサリの詳細については、Cisco LoRaWANインターフェイスモジュールのデータシートを参照してください。
(注)
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド9
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要オプションのハードウェア
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールハードウェア設置ガイド10
Cisco LoRaWAN インターフェイスモジュールの概要オプションのハードウェア