コロンビアにおける　　　　日本の開発協力

　　在コロンビア日本国大使館

在コロンビア日本国大使館は、コロンビアの社会・経済の開発のため、

1989 年からこれまでに 636 件のプロジェクトを実施し、総額 5,200 万ドル

を超える支援を行っています。

特に、教育分野では、学校建設 203 件、幼児教育施設 24 件のプロジェ

クトを実施しています。幼児教育施設の支援はサントス大統領の協力のも

と進められており、プロジェクトの署名式や供与式を開催するときにはサ

ントス大統領夫人も出席されています。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

学 校・幼 児 教 育 施 設

在コロンビア日本国大使館

１．幼児教育施設外観 ２．学校外観

３．幼児教育施設外観 ４．学校外観

５．幼児教育施設で食事を取る子供たち ６．学校で日本について学ぶ子供たち

図書館建設のプロジェクトでは、文化省と連携し 136 件の図書館の建設

を支援しています。コロンビアでは国内避難民や社会復帰を目指す人の多

くが基礎教育を受ける機会に恵まれていない状況にあります。このため、

このプロジェクトはそのような人たちに教育の新しい機会を提供すること

を目的としています。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

図 書 館

在コロンビア日本国大使館

１．図書館外観 ２．図書館内観

３．図書館内観 ４．図書館内観

５．図書館で読書をする地域住民 ６．図書館で読書をする子供たち

職業訓練学校建設のプロジェクトでは、国立職業学校（SENA）と連携し、

77 件のプロジェクトを実施しています。

コロンビアでは所得格差の大きい国であるため、このプロジェクトでは

国内避難民を含め社会的立場の弱い人たちに、社会復帰と社会経済的地位

向上の支援を行っています。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

職 業 訓 練 学 校

在コロンビア日本国大使館

１．調理師養成学校外観 ２．調理用機材

３．木工・金工用機材 ４．整備工用機材

５．職業訓練学校での授業 ６．裁縫用機材

医療分野では、医療施設の整備及び医療機器の供与など 99 件のプロジ

ェクトを実施しています。具体的には、病院の施設整備やレントゲン機器、

看護用機器などの医療機器の供与を行っています。

直近 5年に実施した 9 つのプロジェクトでは、公立病院に医療器材を供

与し、年間で合計 14 万人の利用者に裨益しています。このような形で、

日本政府は地域の医療環境改善に貢献しています。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

医 療 分 野

在コロンビア日本国大使館

１．体重計及び脈拍測定器 ２．エコー診断機

３．乳児体重計 ４．心拍計

５．ＡＥＤ ６．保育器

2001 年から 2008 年には、対人地雷被害者・紛争被害者支援のためのリハ

ビリテーション施設整備や機材の供与を行いました（総額 120 万ドル）。ま

た、2007 年から 2015 年には、地雷除去のため、地雷除去機材の供与やＮＧ

Ｏによる地雷除去活動支援を行いました（総額 400 万ドル）。

加えて、ＪＩＣＡでは、2008 年から 2012 年にかけて、地雷被害者を中心

とした障害者への総合リハビリテーション体制強化プロジェクトを実施し、

日本からコロンビアへの専門家派遣や地雷除去に関する研修のためコロンビ

ア政府職員のカンボジア派遣の支援を行いました（総額 220 万ドル）。

義肢装具製作施設整備

リハビリテーションセンタ

ー整備

地雷除去機材供与

地雷除去活動支援

リハビリテーション

機材供与

地雷除去活動支援

地雷除去機材供与

地雷除去活動支援

リハビリテーションセ

ンター整備

草の根・人間の安全保障無償資金協力及び技術協力

対 人 地 雷 対 策 関 係

地雷除去機材供与

対人地雷総合アクショ

ン大統領プログラム強

化(2010-2011)

地雷除去活動監視車両

供与

地雷被害者を中心とした障

害者総合リハビリテーショ

ン体制強化プロジェクト

(2008-2012)

障害のある紛争被害者のソー

シャルインクルージョンプロ

ジェクト(2015-2020)

在コロンビア日本国大使館

１．リハビリテーション機材 ２．ＪＩＣＡ専門家によるリハビリテーション指導

３．地雷除去機材 ４．地雷被害者搬送用車両

５．ＮＧＯによる地雷除去活動 ６．除去された地雷

在コロンビア日本国大使館における草の根文化無償資金協力は 2001 年

より開始し現在まで 12 案件、総額 77 万ドルを上回る資金協力を行ってい

ます。

日本国大使館が行った協力の概要は、楽器整備計画（4 案件）、音響機

材及び映像機材整備計画（４案件）、日本語・日本文化教育機材整備計画

（1 案件）、日本武道器材、体育館器材及び道場整備計画（3 案件）です。

この草の根文化無償は、教育、芸術、スポーツ、文化や文化遺産保護の促

進と発展を支援し、日本とコロンビアの友好関係及び相互理解を増進させ

ることを目的としています。

草の根文化無償資金協力

在コロンビア日本国大使館

１．サン・ハシント市芸術学校への楽器寄贈

（ボリバル県）

２．ヒネブラ市民俗音楽振興基金へのピアノ寄贈

３．カジェタノ・カニサレス体操体育館へ体

操マット寄贈（ボゴタ市）

４．カリ南部道場整備（バジェデルカウカ県）

５．コロンビア日系人協会寄贈記念プレート

（バジェデルカウカ県カリ市）

６．コロンビア日系人協会へ寄贈した日本

語・日本文化教育機材を使用し開催された日

本語弁論大会（バジェデルカウカ県カリ市）

楽器

スポーツ器材

日本語・日本文化教育機材

我が国が行う技術協力は国際協力機構（ＪＩＣＡ）が中核的な役割を果

たしており、コロンビアでのこれまでの技術協力の総額は約 2.8 億ドルに

なります。

コロンビアでは、二つの重点分野「１：均衡のとれた経済成長」「２：

環境問題及び災害への取組」に焦点をあて、専門家及び調査団の派遣や研

修、ボランティア事業を実施しています。専門家及び調査団の派遣は

2,206 名、研修員受入は 4,698 名に上ります。（2016 年４月現在）

一村一品（ＯＶＯＰ）

コロンビア推進プロジ

ェクト（技術協力）

遺伝的改良と先端フィ

ールド管理技術の活用

によるラテンアメリカ

型省資源稲作の開発と

定着プロジェクト（科

学技術協力）

障害のある紛争被害者

のソーシャルインクル

ージョンプロジェクト

（技術協力）

都市政策策定及び持

続的都市開発プロジ

ェクト管理（技術協

力（南南協力））

重点分野１ 重点分野２

洪水リスク管理能力

強化プロジェクト

（技術協力）

コロンビアにおける地

震・津波・火山災害の軽

減技術に関する研究開発

プロジェクト（科学技術

協力）

ボランティア事業

青年海外協力隊 14 名

シニア海外ボランティア 21 名

（2016 年 4 月現在） ＯＶＯＰ

技術協力プロジェクト

ボランティア

（実施中）

各種技術協力

１．一村一品（OVOP）プロジェクト ２．ソーシャルインクルージョンプロジェクト

３．ラテンアメリカ型省資源稲作の開発と定着プロジェクト

４．都市政策策定及び持続的都市開発プロジェクト管理

５．地震・津波・火山災害の軽減技術に関する研究開発プロジェクト

６．ボランティア事業

草の根・人間の安全保障無償資金協力

学校・幼児教育施設図書館職業訓練学校医療分野対人地雷対策（技術協力を含む）

草の根文化無償資金協力

　　スポーツ　　音楽　　日本語教育

各種技術協力

　 在コロンビア日本国大使館 http://www.colombia.emb-japan.go.jp/ESP/index.htm

　　JICA（国際協力機構）コロンビア支所http://www.jica.go.jp/colombia/espanol/index.html