Tel : 03-6402-4041 Fax :...

20

Transcript of Tel : 03-6402-4041 Fax :...

Page 1: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

2020年8月です。

20181219-W

HP: http://www.nopgroup.com

Tel : 03-6402-4041(代)Fax : 03-3436-1777東京事業所: 〒105-0013 東京都港区浜松町1-2-4 住友不動産東新橋ビル6号館3階

Page 2: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

リリーフバルブの六角袋ナットは1.0 〜 12.0N・mのトルクで締め付けてください。

標準的なメカニカルシールは、ニトリルゴムです。ニトリルに合わない液体や65℃を越える温度の液体については、フッ素ゴム、エチレンプロピレンなどが利用できます。プロコンポンプの使用可能液体温度は87℃までです。

リリーフバルブは設計上、一時的な超過圧力からしかポンプを保護できません。流量制御弁として使用しないでください。

例.

※※ - 1 6 04 XH □ - PM 200 - 1モータ相数 1= 単相(200W、260W、750W)

※260WはCO1600・1500シリーズ専用モータです。 3= 3相(200W、400W、1500W)

※1500Wは3600シリーズ専用モータです。

モータ出力記号(W)

モータプロコンポンプ(モータ形式)

シール材質記号(第3表参照)※標準仕様は無記入

リリーフバルブ記号(第2表参照)※3600シリーズはバルブ無しタイプのみとなります。

ポンプサイズ記号(P2、P4、P6参照)

ポンプ本体材質記号 6= ステンレススチールポンプ 5= 黄銅ポンプ

ポンプシリーズ記号(P2、P4、P6参照) 1:0.8ℓ/min~6.1ℓ/min(小容量) 2:6.4ℓ/min~15.5ℓ/min(中容量) 3:16.1ℓ/min~41.8ℓ/min(大容量)

ポンプフランジ・軸端形状(第1表参照)※標準仕様は無記入※1600、1500シリーズのみ選択可

第1表 フランジ・軸端形状

記号 取付方法 シャフト形状

記号なし(標準)

SE※

CO※

※SE、COをご使用の場合はお問合せください。※1600、1500シリーズのみ選択可

第2表 リリーフバルブ記号

記号 仕様 圧力調整範囲工場出荷時の圧力セット※

A リリーフバルブなし — —

X リリーフバルブ付き 1.05MPa〜1.4MPa 1.2MPa

XL リリーフバルブ付き 0.7MPa〜 1.0MPa 0.95MPa

XH リリーフバルブ付き 0.4MPa〜 0.7MPa 0.7MPa

※圧力セットは、全量リリーフした時の圧力を示しています。 実際は、圧力セット値よりも約0.3MPa低い圧力で開きます。

第3表 シール材質記号

記号 仕様

記号なし ニトリルゴム(NBR)シール

V フッ素ゴムシール

E エチレンプロピレンシール

プロコンポンプ形式表示

注 意 注 意

注 意

Page 3: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

1

重 要

本書 P12 〜 P16 の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書の取扱書を読まないで操作すると、人的損傷や物的損傷の可能性があります。

本書は大切に保存して、必要なポンプの選定やご注文の際にもご利用ください。

本書の取扱書は、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する一般的なガイドラインです。したがって、あらゆる質問や状況に対応できるわけではありません。また仕様と寸法は予告なく変更することがあります。ポンプについての詳細は、日本オイルポンプ(株)までお問い合わせください。( )

プロコンポンプ製品ガイド

プロコンポンプ形式表示

プロコンファミリー

1600シリーズ/1500シリーズ… ……………………… … 22600シリーズ/2500シリーズ… ……………………… … 43600シリーズ… ………………………………………… … 6

モータプロコンポンプ

モータプロコンポンプ … ………………………………… … 8モータ選定表… …………………………………………… … 9寸法図(単相)… ……………………………………………10寸法図(3相)… ……………………………………………11

プロコンポンプ取扱書

プロコンポンプを安全にご使用いただくために… ………12 安全のための注意事項… ………………………………12 製品保証について… ……………………………………12 モータの取扱いについて… ……………………………13プロコンポンプの特長… …………………………………13プロコンポンプの構成部品… ……………………………13プロコンポンプの推奨配管レイアウト… …………………14プロコンポンプの設置… …………………………………15 ポンプの点検… …………………………………………15 配管の設置… ……………………………………………15プロコンポンプのトラブルシューティング … ……………16

プロコンポンプの立体分解図

プロコンポンプの立体分解図… …………………………17

プロコンポンプを設置する前に、本書P12〜P16の取扱書をよくお読みください。適切かつ安全なご使用のために、慎重に指示に従ってください。

Page 4: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

2

0

1

2

3

4

5

6

0

1

2

3

4

5

6

7

0

40

80

120

160

200

240

0

50

100

150

200

250

300

350

0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4

1※041※071※081※091※101※051※22

1※21

1※04

1※07

1※08

1※09

1※10

1※05

1※22

1※21

1※041※071※081※091※101※051※221※21

1※04

1※07

1※08

1※09

1※10

1※05

1※22

1※21

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

《1450min-1(50Hz)》 《1725min-1(60Hz)》

1725min-1(60Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 0.35 0.7 1.05 1.41※04 6.47 6.32 6.18 6.03 104 155 206 257

1※07 5.27 5.12 4.97 4.81 96 145 193 242

1※08 4.56 4.43 4.30 4.18 89 135 182 227

1※09 3.86 3.78 3.70 3.61 85 130 176 221

1※10 3.23 3.11 2.99 2.87 78 121 163 206

1※05 2.33 2.20 2.07 1.98 70 109 147 186

1※22 1.73 1.62 1.51 1.42 65 101 137 174

1※21 1.12 1.01 0.87 0.75 57 90 123 156

1450min-1(50Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 0.35 0.7 1.05 1.41※04 5.45 5.31 5.16 5.01 90 132 173 215

1※07 4.38 4.25 4.11 3.98 85 126 166 208

1※08 3.82 3.71 3.63 3.52 80 120 159 199

1※09 3.25 3.12 2.98 2.85 74 112 150 187

1※10 2.77 2.63 2.48 2.35 70 106 143 180

1※05 1.90 1.81 1.72 1.63 64 100 135 171

1※22 1.52 1.41 1.29 1.17 58 91 124 157

1※21 0.82 0.76 0.69 0.64 49 79 108 137

1600シリーズ 1500シリーズ

本体 ステンレススチール 黄銅鍛造

吐出量 0.8ℓ /min 〜 6.1ℓ /min 0.8ℓ /min 〜 6.1ℓ /min

吐出圧力(Max ) 1.4MPa 1.4MPa

回転方向(ネームプレートから見て) 右 右

質量 1.15kg 1.15kg

質量 CO形 1.05kg 1.05kg

標準回転数(min-1) 1450/50Hz 1750/60Hz 1450/50Hz 1750/60Hz

■ 性能表(1600/1500シリーズ)

■ 標準仕様

1600 series 1500 series

1600/1500シリーズ 小容量水ポンプ

黄銅材質

吐出量… 所要動力■ 性能線図(1600/1500シリーズ)

ステンレススチール材質

Page 5: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

3

1600/1500 シリーズ 小容量水ポンプ

+0.05

20°

38.1

回転方向ROTATION

48.1

NPT3/8(吐出口)OUTLET

NPT3/8(吸入口)INLET

φ52.5

4.84.845.2 12.7

83.8 17.5101.3

φ53.95

φ53.90 9.90

φ11.085

φ11.065

φ5010.03

3-φ7.2(円周3等分)

φ69.85

120°

38.1

回転方向ROTATION

48.1

NPT3/8(吐出口)OUTLET

NPT3/8(吸入口)INLET

120°

3-φ7.2(円周3等分)

φ11.085φ11.065

φ69.85

4.84.845.2 12.7

83.898.1

φ53.95

φ53.90

φ506.22

6.17

14.3

13.9(平坦部)

φ52.5

38.1

回転方向ROTATION

48.1

NPT3/8(吐出口)OUTLET

NPT3/8(吸入口)INLET

φ38.13

51.2 32.8

Vバンド※Vバンドは購入時には 付属しておりません。

フランジ付き六角ボルトM5P0.8 L=38締め付けトルク250N・cm

+0.05

 0

4.7

φ38.18

φ47.50

φ47.37

φ40.5

φ52.5

13.53.23.8

20°

54.880.7 16.797.4

SEタイプ

C0タイプ

■ 寸法図

ネームプレート側視

Page 6: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

4

0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.4 0.4 0.6 0.8 1.0 1.2 1.40

2

4

6

8

10

12

14

0

2

4

6

8

10

12

14

16

0

100

200

300

400

500

600

700

0

100

200

300

400

500

600

700

8002※07

2※06

2※05

2※04

2※03

2※02

2※07

2※06

2※05

2※04

2※03

2※02

2※072※062※052※042※032※02

2※072※062※052※042※032※02

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

《1450min-1(50Hz)》 《1725min-1(60Hz)》

1725min-1(60Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 0.35 0.7 1.05 1.42※07 15.5 15.3 15.1 14.9 200 311 422 534

2※06 14.1 13.9 13.8 13.6 190 297 403 507

2※05 12.4 12.2 12.1 11.9 175 274 373 476

2※04 10.9 10.8 10.6 10.4 162 256 352 448

2※03 9.1 9.0 8.8 8.6 148 233 318 402

2※02 7.6 7.5 7.3 7.1 134 207 281 356

1450min-1(50Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 0.35 0.7 1.05 1.42※07 13.0 12.8 12.7 12.5 170 264 358 455

2※06 11.8 11.7 11.6 11.4 160 252 342 437

2※05 10.4 10.3 10.2 10.0 150 235 318 404

2※04 9.1 9.0 8.9 8.7 138 218 296 376

2※03 7.6 7.5 7.4 7.2 126 196 266 338

2※02 6.4 6.3 6.2 6.0 117 184 252 320

2600シリーズ 2500シリーズ

本体 ステンレススチール 黄銅鍛造

吐出量 6.4ℓ /min 〜 15.5ℓ /min 6.4ℓ /min 〜 15.5ℓ /min

吐出圧力(Max ) 1.4MPa 1.4MPa

回転方向(ネームプレートから見て) 右 右

質量 2.2kg 2.0kg

標準回転数(min-1) 1450/50Hz 1725/60Hz 1450/50Hz 1725/60Hz

■ 標準仕様

■ 性能線図(2600/2500シリーズ)

■ 性能表(2600/2500シリーズ)

黄銅材質ステンレススチール材質

2500 series2600 series

2600/2500シリーズ 中容量水ポンプ

吐出量… 所要動力

Page 7: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

5

2600/2500 シリーズ 中容量水ポンプ

115.6

98.1 17.5

51.6 12.712.7

4.8 4.8φ70

φ53.95

φ53.90

10.03

9.90

回転方向ROTATION

NPT1/2(吸入口)INLET

NPT1/2(吐出口)OUTLET

42.9 60.4

47.6

63.5

φ11.085

φ11.065

φ69.85

3-φ7.2円周三等分

120°

回転方向ROTATION

NPT1/2(吸入口)

INLET

NPT1/2(吐出口)OUTLET

42.9 60.4

47.6

115.6

98.1 17.5

51.6 12.712.7

4.8 4.8

φ7

0

φ1

1.0

85

φ1

1.0

65

φ5

3.9

53

.90

10

.03

9.9

0

φ69.85

3-φ7.2円周三等分

120°63

.5

■ 寸法図

2600シリーズネームプレート側視

2500シリーズネームプレート側視

Page 8: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

6

0

10

20

30

40

1.751.41.050.70.35 0

10

20

30

40

50

1.751.41.050.70.350

400

800

1200

1600

0

400

800

1200

1600

2000

36113610

3609

3608

3607

3606

3605

3611

3610

3609

3608

3607

3606

3605

36113610

3609

36083607

36063605

36113610

3609

36083607

36063605

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

圧力 (MPa)

吐出量(ℓ/min)

所要動力(W)

《1450min-1(50Hz)》 《1725min-1(60Hz)》

※このシリーズについては、ご注文の前に納期のご確認をお願いします。※3600シリーズはバルブ無しタイプのみとなります。

1450min-1(50Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 1.75 0.35 0.7 1.05 1.4 1.753611 35.5 35.3 35.0 34.8 34.6 567 796 1021 1250 1474

3610 32.7 32.5 32.2 32.0 31.7 538 766 991 1211 1438

3609 29.3 29.0 28.8 28.5 28.3 472 667 863 1052 1242

3608 26.2 25.9 25.7 25.5 25.2 434 608 782 954 1125

3607 23.0 22.7 22.5 22.2 22.0 408 577 743 912 1078

3606 19.8 19.5 19.3 19.0 18.8 371 518 667 813 957

3605 16.1 15.8 15.6 15.3 15.1 342 478 618 753 892

1725min-1(60Hz)における標準吐出量と所要動力

仕様 吐出量(ℓ/min) 所要動力(W)圧力(MPa) 圧力(MPa)

形式 0.35 0.7 1.05 1.4 1.75 0.35 0.7 1.05 1.4 1.753611 42.3 42.0 41.7 41.4 41.1 648 928 1203 1483 1757

3610 38.9 38.6 38.3 38.0 37.7 621 893 1164 1438 1711

3609 34.9 34.6 34.3 34.0 33.7 552 783 1015 1245 1479

3608 31.2 30.9 30.6 30.3 30.0 507 717 935 1136 1343

3607 27.4 27.1 26.8 26.5 26.2 483 683 885 1081 1285

3606 23.6 23.3 23.0 22.7 22.4 437 614 789 966 1141

3605 19.2 18.9 18.6 18.3 18.0 403 568 736 902 1064

本体 ステンレススチール

吐出量 16.1ℓ /min 〜 41.8ℓ /min

吐出圧力(Max ) 1.75MPa

回転方向(ネームプレートから見て) 右

質量ポンプ単体 6.8kg

(ポンプ)+(モータ)参考 30kg

※ 3600シリーズの吸入圧力は正圧としてください。

■ 標準仕様

■ 性能線図(3600シリーズ)

■ 性能表(3600シリーズ)

ステンレススチール材質

3600 series

3600シリーズ 大容量水ポンプ

吐出量… 所要動力

Page 9: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

7

3600 シリーズ 大容量水ポンプ

回転方向ROTATION

NPT 1"(吐出口)OUTLET

NPT 1"(吸入口)

INLET

19.5

19.5

0 -0.2

127

85

.7

63.576.2

4.75 キー溝4.75 キー溝

106.4128.5

11

.19

4

φ1

01

.6 φ1

5.8

75

φ1

5.8

75

φ8

2.5

5 0 -0

.05

152.4122.2 30.2

76.2

6.419

9.6

ネームプレート側視

■ 寸法図

Page 10: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

8

モータプロコンポンプ

【15※※XL…-…PM200…-…3】

【15※※XL…-…PM200…-…1】

【26※※XL…-…PM400…-…3】

【26※※XL…-…PM750…-…1】

Page 11: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

9

■ モータ選定表(モータ容量別最大圧力値)

下記表はポンプ形式及びモータ容量別に吐出できる最大圧力値を示したものです。モータ選定時の目安として、ご活用ください。

リリーフセット圧力……※全量リリーフ圧力

A リリーフなし

X 1.2MPa (0.9MPa)※1

XL 0.95MPa(0.65MPa)※1

XH 0.7MPa (0.4MPa)※1

( )内はリリーフ開始圧力(参考)※1 3600シリーズにはリリーフバルブ付きタイプはありません。

(単位:MPa)周波数:50Hz

形式 200W 260W 400W 750W 1500W1504 1604 1.2 1.4 1.4 1.4 -

1507 1607 1.3 1.4 1.4 1.4 -

1508 1608 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1509 1609 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1510 1610 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1505 1605 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1522 1622 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1521 1621 1.4 1.4 1.4 1.4 -

2507 2607 0.5 - 1.2 1.4 -

2506 2606 0.5 - 1.2 1.4 -

2505 2605 0.6 - 1.3 1.4 -

2504 2604 0.6 - 1.4 1.4 -

2503 2603 0.7 - 1.4 1.4 -

2502 2602 0.8 - 1.4 1.4 -

3611 - - - - 1.75

3610 - - - - 1.75

3609 - - - - 1.75

3608 - - - - 1.75

3607 - - - - 1.75

3606 - - - - 1.75

3605 - - - - 1.75

(単位:MPa)周波数:60Hz

形式 200W 260W 400W 750W 1500W1504 1604 1 1.4 1.4 1.4 -

1507 1607 1.1 1.4 1.4 1.4 -

1508 1608 1.1 1.4 1.4 1.4 -

1509 1609 1.2 1.4 1.4 1.4 -

1510 1610 1.3 1.4 1.4 1.4 -

1505 1605 1.3 1.4 1.4 1.4 -

1522 1622 1.4 1.4 1.4 1.4 -

1521 1621 1.4 1.4 1.4 1.4 -

2507 2607 0.4 - 0.9 1.4 -

2506 2606 0.4 - 1 1.4 -

2505 2605 0.5 - 1.1 1.4 -

2504 2604 0.5 - 1.2 1.4 -

2503 2603 0.6 - 1.3 1.4 -

2502 2602 0.7 - 1.4 1.4 -

3611 - - - - 1.5

3610 - - - - 1.5

3609 - - - - 1.75

3608 - - - - 1.75

3607 - - - - 1.75

3606 - - - - 1.75

3605 - - - - 1.75

モータ形式

… 200W PM200-1、PM200-3

… 260W PM260-1(CO1600、CO1500シリーズのみ対応)

… 400W PM400-3

… 750W PM750-1

1500W PM1500-3(3600シリーズのみ対応)

※末尾1=単相、末尾3=3相

Page 12: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

10

回転方向ROTATION

300±30

250.8

45 45

107.2

110

B

AL

φF

26

15056 56

71

(85)

φ132

(137)

137

3.2

丸型圧着端子M4ネジ用

C 吸入口INLET

吐出口OUTLET

110.8 140

7

アースネジ

48

φ12

2-D

E

118 54.8

80.7230.3

311

112.3

45 45

110アースネジ

(122)

φ52.5

38.1

φ132(89)

56

150

3.2

71

137

(139) 48.1

丸型圧着端子M4ネジ用

250±20

300±30

26 756

NPT3/8(吸入口)INLET

NPT3/8(吐出口)OUTLET

保護チューブ

回転方向ROTATION

22 11UU V V

回転方向ROTATION

φ144.6

173.3 145.2318.5

50 50125

φF

80152.5

3.2

φ145

62.5160

62.5

E

C

42φ12

吸入口INLET

吐出口OUTLET

2-D

ビニルコード2.0mm2

300±30

(ブッシュより)

M4ネジ用接続端子

接地端子M5

BA

L

1025100V

(灰)V1(白)V2U1(青)

U2(赤) (灰)V1(白)V2

U2(赤)U1(青)

接 続 図 200V

100V 200V

接 続 図

黄 黒 茶 赤 青 黄 黒 茶 赤 青

形 式 L A B C D E F1600・1500 321.9 71.1 45.2 38.1 NPT3/8 48.1 52.52600・2500 336.2 85.4 51.6 47.6 NPT1/2 63.5 70.0

形 式 L A B C D E F1600・1500 389.6 71.1 45.2 38.1 NPT3/8 48.1 52.52600・2500 403.9 85.4 51.6 47.6 NPT1/2 63.5 70.0

1600・1500・2600・2500シリーズ

1600・1500・2600・2500シリーズ

CO1600・CO1500シリーズ

750W 100V 200V 50Hz / 60Hz 4P

200W 100V 200V 50Hz / 60Hz 4P

260W 100V 50Hz / 60Hz 4P

■ 寸法図(単相)

Page 13: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

11

回転方向ROTATION

吸入口INLET

吐出口OUTLET

114

120

C

50 50135

15

E63

3.2

7

リード線長さ:140±20リードの本数:3圧着端子:1.25-4

L216

96結線銘板 主銘板

120A

B2-D

φF

アースネジGROUND

マークシール

40 40108

φ15

46

回転方向ROTATION

吸入口INLET

吐出口OUTLET

140

141

C

56 56150

20E

71

3.2

7

L243

113結線銘板 主銘板

130A

B2-D

φF

アースネジGROUND

マークシール

45 45115

φ15

40

回転方向ROTATION

360.5

φ101.6

76.2200

482.7

76.2180.5

122.2 142

90

85.7

3.4

10

180

63160.5

2270 70

165

76

16

2562.5 62.5

152

φ15ドレン穴

吸入口INLET

吐出口OUTLET

2-NPT1

2222

φ27

リード線長さ:140±20リードの本数:3圧着端子:1.25-4

形 式 L A B C D E F1600・1500 287.1 71.1 45.2 38.1 NPT3/8 48.1 52.52600・2500 301.4 85.4 51.6 47.6 NPT1/2 63.5 70.0

形 式 L A B C D E F1600・1500 314.1 71.1 45.2 38.1 NPT3/8 48.1 52.52600・2500 328.4 85.4 51.6 47.6 NPT1/2 63.5 70.0

3600シリーズ

1600・1500・2600・2500シリーズ

1600・1500・2600・2500シリーズ

1500W 200V 50Hz / 60Hz 4P

200W 200V 50Hz / 60Hz 4P

400W 200V 50Hz / 60Hz 4P

■ 寸法図(3相)

Page 14: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

12

プロコンポンプ取扱書 (ご使用前に必ずお読みください)

注 意

注 意

注 意

注 意

注 意

警 告

危 険

危 険

警 告

警 告

危 険

指示に従わないと、負傷者が出たり、ポンプ、装置が破損する可能性があります。

指示に従わないと、死傷者が出たりする可能性があります。

指示に従わないと、死亡または重傷者が出ます。

安全対策をよく把握し、指示された予防事項や安全操作に必ず従ってください。下記のシンボルと見出しがあるときは、人的損傷や物的損傷の可能性があるので特に注意してください。このカタログでは、次の見出しによって危険度のレベルを分けています。

…■ 安全のための注意事項プロコンポンプの設置や操作の前に、次に示す注意事項を読み、必ず指示に従ってください。

…■ 製品保証について• 仕様外での使用または異物等の外的要因による不具合は保証外となります。• 製品保証については、製品の仕様内において使用し、且つ製品カタログの別紙「取扱説明書」に基づき正常な使用方法の場合に限り、納入後1年または2,000時間のどちらか短い方になります。• お客様による製品の改造・分解は、当社の保証範囲外ですので、責任は負いかねます。

可燃性のある液体や危険性の高い液体をポンプで使用しないでください。ポンプは設計上、可燃性のある液体や危険性の高い液体には対応していません。このような液体をポンプで使用し、その液体が漏れると、火災、疾病、環境汚染などの各種の危険性があります。

液漏れするポンプを使用しないでください。ポンプの液漏れが発生したら、すぐに使用を中止してください。ポンプのモータ電源を切り、液体を排出します。液漏れするポンプは、それ以上使用できないため、交換を行ってください。

ポンプの空運転をしないでください。ポンプの液漏れ及び破損の恐れがあります。ポンプの空運転は、内部部品の損傷や摩耗を促進させ、性能低下及びメカニカルシールの破損による液漏れを起こす可能性があります。必ず水を入れてから運転してください。

吐出管が密閉された状態でポンプを運転しないでください。リリーフバルブなしで吐出管を密閉または閉塞してポンプを運転した場合、圧力が危険レベルに達する可能性があります。また、ポンプの加熱により、内部部品が急速に摩耗したり、メカニカルシールが破損する可能性があります。プロコンポンプのリリーフバルブは、設計上、短い時間でしか超過圧力からポンプを保護できません。流量制御弁として使用しないでください。

ポンプで水以外の液体を移送しないでください。水以外の液体(油、純水、超純水等)を移送した場合、内部部品が急速に摩耗したり、メカニカルシールが破損する可能性があります。

ポンプ周辺の床は濡らさないようにしてください。ポンプ周辺の床を濡らさないように注意してください。液体が床にこぼれたら、すぐに拭き取ってください。床が濡れていると、滑って転び重傷を負う可能性があります。

床が濡れているときはポンプに触れないでください。ポンプはモータで動きます。床が濡れているときにポンプに触れると、感電死する可能性があります。地絡遮断(GFI)形のサーキット・ブレーカを使用すると、安全性が向上します。

子供への安全配慮子供やポンプの操作方法を知らない人は、ポンプとその配管系に近づけないようにしてください。子供にポンプで遊ばせたり、ポンプを操作させたり絶対にしないでください。

プロコンポンプを安全にご使用いただくために

Page 15: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

13

モデル番号

シリアル番号

モデル番号

TYPE

S/N

 ■ 特殊な構造と内部素材を採用することで、金属同士の接触がなく、始動時の低トルク化が実現しました。 ■ 呼び水の必要が無い自吸式ポンプです(3600シリーズを除く)。 ■ 運転音が静かで、振動と脈動が小さいポンプです。 ■ 圧力の変動にかかわらず、流量をほぼ一定に保ちます。(長期保管後に使用する場合はポンプ吸入側ポートより水を注入してから運転してください)。

プロコンポンプの特長

プロコンポンプの構成部品

…■ モータの取扱いについて• 停電の際に作業を行う場合、必ず電源を切ってから実施してください。感電のおそれがあります。• 運搬・設置・配管・配線・運転・操作・保守・点検の作業は専門知識のある人が実施してください。感電・けが・火災等のおそれがあります。• 電源ケーブルとの結線については、端子箱内の結線図又はモータ銘板を参照の上、実施してください。電源ケーブルやモータリード線を無理に曲げたり、引っ張ったり、はさみ込んだりしないでください。• アース用端子を確実に接地してください。• 端子箱のカバーを取り外した状態で運転しないでください。作業後は、端子箱のカバーをもとの位置に取り付けてください。感電のおそれがあります。• 運転中は、駆動部に触れたり接近したりしないでください。巻き込み等により、けがをするおそれがあります。• モータの開口部に、指や物を入れないでください。感電・けが・火災のおそれがあります。• モータ各部の接続部品及びねじ類を外さないでください。けが・火災のおそれがあります。• 破損したモータは使用しないでください。けが・火災のおそれがあります。• お客様による製品の改造は、当社の保証範囲外であり、責任は負いかねます。• 銘板が常に見えるよう、銘板の前に物を置かないでください。• 銘板は取り外さないでください。• モータを仕様外で使用しないでください。感電・けが・火災のおそれがあります。• モータの周囲に絶対に可燃物を置かないでください。火災のおそれがあります。• モータの周囲には通風を妨げる障害物を置かないでください。冷却が疎外され、異常過熱によるやけど、火災の危険があります。• 運搬時に、落下、転倒すると危険ですので、十分にご注意ください。• 天地を確認の上、開梱してください。けがのおそれがあります。• 現品とご注文内容が一致しているか、ご確認ください。万一製品を誤って設置した場合、けが、破損のおそれがあります。

本体 ハウジングは鋳造ステンレス鋼製か黄銅鍛造製で、耐久性に優れています。

ロータ ロータ部品にはステンレスを採用しています。

軸受 プロコンポンプは、3つの軸受構造になっています。• 外部のボールベアリングと内部の2つのカーボングラファイト軸受により、高い耐久性が保たれています。

シール

標準仕様のポンプは、ニトリルゴム製のOリングを採用し、ロータ軸はメカニカルシールにてシールしています。• 標準仕様のメカニカルシールはシール面がカーボングラファイト製、シートがセラミック製です。• シール材質については、エチレンプロピレン、フッ素系ゴムなどにも変更が可能です。

非金属の内部部品

プロコンポンプの主な特長として、内部に自己潤滑性のあるカーボングラファイト製部品を使用していることが挙げられます。• 内部に特殊なカーボングラファイト製のベーン、軸受、ライナーを使用することで、金属間の接触をなくし、始動時の低トルク化を実現しました。

リリーフバルブ

プロコンポンプには、リリーフバルブ付きとなしの2タイプあります。• リリーフバルブは、超過圧力が生じたときにポンプを一時的に保護します。• 仕様に合わせて出荷時に0.4〜 1.4MPaの範囲で調整されています。規定の圧力に達すると、リリーフバルブが開き、吐出側から吸込側の方向へと圧力を逃がします。規定値はあくまでも平均値であり、ポンプによっては値が多少上下することがあります。• リリーフバルブの開き初めの圧力値は調整値よりも約0.3MPa低い設定になります。• リリーフバルブは設計上、吸込口と吐出口の圧力の差に反応するように作られています。したがって、ポンプの吐出口で生ずる最大圧力は、吸込口の圧力にリリーフバルブの規定値を加えた圧力になります。吐出圧力として最高の1.4MPaが必要な場合は、他社製の外部リリーフバルブを使用してください。

Page 16: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

14

重 要

下記の使用条件を満たしていない場合、ポンプ破損や、耐用年数が短くなるおそれがあります。• ポンプの吸入側へは、ポンプの定格流量より多くの液体の供給が必要です。• いかなる粒子も液体に混入させないでください。• 定格吐出圧力を超えてポンプを運転しないでください。• ポンプの運転中に、液体の流れを急に止めないでください。• 動作圧力は、プロコンのリリーフバルブ設定値より0.35MPa低くしてください。• 動作温度65℃を超える用途については、より大口径の吸入配管が必要になります。• ポンプの液体除去に圧縮空気を使用する場合は、ポンプ内への不純物混入防止用のフィルターをエアーシステムに設置してください。• ポンプ吸入側の圧力は、-0.03〜+0.2MPaの範囲にてご使用ください。以下の予防策および配管レイアウトに従って設置してください。

フィルター

外部リリーフ

バルブ

戻り

ポンプ

吸入側 吐出側

戻り

高圧スイッチ

フィルター

外部リリーフ

バルブ

30cm

15cm

使用液体に粒子が混入する可能性がある場合は、直径125ミクロン以上の粒子を濾過できる微粒子フィルターを使用してください。万一粒子に研磨作用がある場合は、すべての粒子を取り除くことのできるフィルターを使用してください。

吸入配管には、次に示す内径が最低でも必要です。・1600、1500シリーズのポンプでは3/8インチ・2600、2500シリーズのポンプでは1/2インチ・3600シリーズのポンプでは1インチ

ポンプへの液の供給が不足する(低流量)可能性がある場合、圧力スイッチまたは吸込スイッチを設置し、キャビテーションを未然に防いでください。スイッチは、ポンプの吸入口付近に設置してください。3600シリーズの場合は吸入圧力は正圧でなければなりません。ポンプ稼働中に吸入口の圧力が過度に低下した場合、スイッチが作動してモータを緊急停止させます。モータを停止させることで、液の供給不足やフィルタ詰まりによるキャビテーションからポンプを一時的に保護します。

この図に示される通り、外部リリーフバルブからのバイパスの流れは吸入口の供給管に向かいます。ただし、ポンプが供給タンクから吸入している場合、リリーフバルブからのバイパスの流れは吸入口の供給管に戻さず直接供給タンクに戻すようにしてください。吸入口の供給管を使用する場合、ポンプの吸入口から最低30cmは上流の個所にバイパスの流れが戻るように配管してください。

ポンプに吸入する流体の乱流を最小にするために、ポンプの吸入口とフィルターや他の構成部品などの間には最低15cmの配管距離を設けてください。配管の素材は、柔軟性のあるプラスチック製ホース、銅製またはステンレス鋼製配管など特に耐食性のあるものを選定してください。配管の継ぎ目の材料やシールテープがポンプの吸入口に入り込まないように注意してください

ポンプの吐出側が急に閉塞する可能性がある場合は、外部リリーフバルブを吐出管に設置し、最大値を1.4MPaに設定してください。吐出側が閉塞するとリリーフバルブが作動し、液体を吐出側からタンクや吸入側にバイパスすることで、突然の過大圧力を回避します。ポンプの過熱防止のため、十分な放熱が可能な長さの配管を選択してください。

【電磁弁】プロコンポンプに電磁弁を使用する場合、過大圧力や過小圧力を防止するために次の注意事項を順守してください。ポンプのモータを止めるための制御回路には電磁弁が閉じる前にポンプ運転停止ができる時間遅延要素を組み入れてください。時間遅延は、ポンプのモータが始動する前に電磁弁が完全に開くだけの時間的余裕を与えるものでなければなりません。※電磁弁が閉じる前にポンプを停止できる場合は、電磁弁をポンプの吸入または吐出のどちら側にも取り付けが可能です。※時間遅延が不可能な場合は、リリーフバルブより後方のポンプの吐出側に電磁弁を取り付けてください。

ポンプ吐出側の背圧が大きすぎる場合は、1.4MPa設定の圧力スイッチを設置してください。圧力スイッチは、ポンプの吐出口付近に取り付けてください。ポンプの運転中に吐出圧が設定圧力を超える場合は、スイッチが作動し、モータを自動停止させます。モータを停止させることで、過大圧力からポンプを保護します。

プロコンポンプの推奨配管レイアウト

Page 17: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

15

重 要

• 本製品は、個々の使用条件に合わせて設計されています。むやみに別機種への交換はお控えください。• 同じシリーズのポンプについては、いずれも同じハウジングを使用しています。外観上は同じでも、動作は異なるので十分注意してください。設置前に一度お手元のポンプに間違いがないかモデル番号を確認ください。• 間違ったポンプを使用すると、ポンプ、配管系、またはモータが破損する可能性があります。1.梱包箱よりポンプを取り出してください。開梱時に付いているポンプ吸入吐出ポートの詰め物は、取付け具の設置準備ができるまで、ポートから取り外さないでください。この詰め物はポンプ内への微細な異物の侵入を防ぎます。ポンプに既に軸継手が付いている場合は、一度軸継手を取り外し、梱包用の発泡材を捨ててから、再度挿入してください。ポンプを取り扱う際は、叩いたり落としたりしないよう注意してください。ポンプの軸側に衝撃を与えると、内部クリアランスが狂ってしまい、ポンプ性能が低下します。

2.取付け面を点検してください。開梱中および取り扱い中に生じたバリなどを注意深く取り除き、ポンプの位置合わせを正確に行ってください。

プロコンポンプの設置プロコンポンプは精密機器です。慎重に取り扱ってください。本製品の設置作業を行う場合は、必ず専門知識を有する人が行ってください。

ポンプ設置の際は、次のガイドラインに従ってください。• ポンプを叩いたり、落としたりしないでください。• ポンプに異物が混入していないことを確認し、混入していた場合は取り除いてください。• ポンプのハウジングの丸い本体部分を万力で締めたり、工具でつかんだりしないでください。取付具の設置では、四角い吸込 /吐出のポートボスのみをつかんでください。取付具を設置する場合は、ポンプが既にモータに取り付けられている場合でも、ポンプ、モータの取付具のVバンドが曲がるのを防止するためにポンプを支えながら実施してください。• モータを扱う前に、必ず電源がオフの状態であることを確認してください。可能ならば、電源オフ状態でロックしてください。• 照明状態の良い適切な作業スペースで正しい工具を使用してください。• 部品に破損や変形が見られるものは使用しないでください。無理な取り付けは行わないでください。本製品を受け取りの際、梱包部品に破損や変形が見られる場合は、弊社にお問い合わせください。• プロコンポンプの使用可能周囲温度は2〜40℃です。• すべてのプロコンポンプは出荷前に工場で圧力および流量検査を実施しています。また、リリーフバルブが付いているタイプについては、仕様に合わせて調圧済みです。ポンプのリリーフバルブの設定を変更しないでください。どうしても変更が必要な場合は、弊社にお問い合わせください。プロコンポンプを最大活用頂けるよう、次の手順を注意深く読み、指示に従ってください。

…■ ポンプの点検

…■ 配管の配置ポンプをモータに取り付けた後、次の手順に従ってポンプに配管を設置してください。1.吸込と吐出の取付け具を設置してください。四角のポートボスでバックアップレンチを使用してポンプをサポートしてください。Vバンドに負荷をかけすぎないようにしてください。黄銅製ポンプには黄銅製またはプラスチック製の継手を、ステンレス鋼製ポンプにはステンレス鋼製またはプラスチック製の継手を使用してください。異種の金属を使用すると腐食を起こし、それがポンプに入り込み損傷を与える可能性があります。継手の取り付け時にテフロンシールテープを使用する場合、テープがポンプの中に入らないように注意してください。また、継手の締めすぎにも注意してください。ポンプとの配管接続ネジは、下記トルクにて締め付けてください。1.NPT3/8の場合:20.0〜 25.0N・m2.NPT1/2の場合:25.0〜 30.0N・m3.NPT1" の場合:29.4〜 34.3N・m

2.吸込管路を確認してください。ポンプの吸込口に対して吸込管路の径の大きさがが適切であることを確認してください。1600、1500シリーズでは3/8インチ、2600、2500シリーズでは1/2インチ、3600シリーズでは1インチの径が必要です。吸込管路が清浄で適切に洗われていることを確認してください。ポンプの吸入口は100メッシュ以上の細かいストレーナかフィルタで保護してください。

3.吸込管路をポンプの継手に接続してください。4.吐出管路をポンプの継手に接続してください。

ポンプを支えるには、四角のポートボスでバックアップレンチを使用してください。

開梱時に付いてくるポンプ上部のポート内の詰め物は、配管を取り付けるまで取り外さないでください。

ポンプの取付け面に打痕や傷などが無いか点検してください。

Page 18: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

16

プロコンポンプのトラブルシューティング

警 告 モータ結線やポンプの配管作業をする際は、必ずモータ電源をオフにしてから実施してください。

問 題 原 因 解 決 方 法

ポンプ運転時、吐出流量が能力以下

異物等による吸込み側の目詰まり ・吸込管路の清掃を実施(吸込みフィルタがある場合は、それも清掃実施のこと)(フィルターから細かな屑がポンプに入り込まないよう注意)

ポンプが逆方向に回転 ・再度配線し直し、モータの回転方向を変更

モータ回転数の低下 ・モータの結線銘板を参照の上、配線方法、電圧、周波数が適切か確認

ポンプに入り込んだ異物や研磨成分によるポンプ内部の摩耗

・修理(弊社にポンプを返送)・再発防止のため、吸込管路へのフィルタ取り付け

リリーフバルブの調整が不正確 ・弊社に相談

液漏れする メカニカルシール若しくはOリングの破損 ・修理(弊社にポンプを返送)

リリーフバルブのキャップの緩み ・リリーフバルブのキャップを締結(P15の締め付けトルクを参照)

リリーフバルブのキャップのOリング、若しくはパッキンの破損

・修理(弊社にポンプ返送し、Oリングまたはパッキングを交換)

吸込口または吐出口の取付け具の緩み、シール材の不適切な使用

シール材を使用し、取付け具を再設置(シール材のポンプ内部への混入注意)

異音がする 異物等による吸込み側の目詰まり ・吸込管路の清掃を実施(吸込みフィルタがある場合は、合わせて清掃実施のこと)(フィルタから細かな屑がポンプに入り込まないよう注意)

リリーフバルブの六角袋ナットの緩み リリーフバルブの六角袋ナットの締結

六角袋ナットのOリングまたはガスケットの不具合 ・六角袋ナットのOリングまたはガスケットを交換(リリーフバルブの圧力調整は不可)・修理(弊社にポンプを返送)

軸継手、取付けボルト、またはVバンドクランプの緩み

・緩くなった構成部品の位置を正しく合わせて締結(実施前に、必ず電源をオフにする)

ポンプ、モータ接続不良 ポンプをモータから取り外し、ポンプとモータが正しい位置に合うように締結(実施前に、必ず電源をオフにする)

モータのブレーカーが作動するモータの回転が重い

ポンプ、モータ接続不良 ポンプをモータから取り外し、ポンプとモータが正しい位置に合うように締結(実施前に、必ず電源をオフにする)

ポンプ中の石灰や鉱物等の沈着物によるポンプ内部の閉鎖

・修理(弊社にポンプを返送)

モータ不良の疑い ・弊社に相談

モータの配線の太さが電圧に合っていない可能性あり

・モータ付属の配線図と実際の配線が同じか確認

Page 19: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

17

プロコンポンプ立体分解図

1 ハウジング 8 スペーサーピン 15 穴用C型止め輪2 ロータAss’y 9 メカニカルシール 16 リリーフプランジャー3 ライナーリング 10 穴用C型止め輪 17 リリーフバルブスプリング4 フロントベアリング 11 ボールベアリング 18 圧力調整ネジ5 リヤーベアリング 12 ”O”リング 19 パッキン(小)6 ベーン 13 エンドカバー 20 六角袋ナット7 芯出しピン 14 ネームプレート

注)プロコンポンプは部品供給を行っておりません。

図はSE形(フランジ取付形)です。他にもCO形(Vバンド取付形)等があります。

Page 20: Tel : 03-6402-4041 Fax : 03-3436-1777本書P12〜P16の取扱書には、ポンプの選定、設置、使用、トラブルシューティングに対する提案と指示が記載されています。本書

2020年8月です。

20181219-W

HP: http://www.nopgroup.com

Tel : 03-6402-4041(代)Fax : 03-3436-1777東京事業所: 〒105-0013 東京都港区浜松町1-2-4 住友不動産東新橋ビル6号館3階